ソリューションの実例

Diversey | 組織変革における諸課題を克服

EF Corporate Learningの支援領域

Diverseyは、ベインキャピタル社との経営統合時に、EF Corporate Learning と共同でグローバルな英語研修プログラムの導入に取り組み、進捗の追跡が容易で、ビジネスの成功に向けた大局的なアプローチを実践できる言語研修プログラムを設計・実施しました。

Diversey の事例研究 (EF Corporate Learning 提供)

スマートでサステナブルな清掃ソリューションを提供

Diverseyは、スマートで持続可能な洗浄・衛生ソリューションを提供する世界的な大手メーカーであり、米国ノースカロライナ州に本社を置き、全世界で約9,000人の従業員を擁し、グローバルに事業を展開しています。同社は度重なるM&Aにより変革の局面を迎えており、直近では2017年にベインキャピタル・プライベート・エクイティが同社のケア部門を買収しています

語学研修の開始以来、延べ350名以上の従業員がプログラムに参加。誰もがオンライントレーニングに熱心に取り組んでいます

Diversey、人事プロジェクトマネージャー、Melissa Narron 氏

課題

Diverseyでは、複数のベンダーが地域ごとに語学研修プログラムを提供していたため、品質やコスト、請求方法やROIの追跡方法にばらつきが生まれていました。人事担当者は、従業員の語学トレーニングのニーズを十分に把握できず、トレーニングは福利厚生の一環として提供されがちで、戦略的投資とは程遠いものとなっていました。

そこで、EF Corporate Learning は同社との提携を通じて、語学研修を一元化してコスト効率を高めたり、ビジネスにおける言語ニーズの特定したりするための方法を模索。まずは、お客様と直接コミュニケーションを取る職務に就く従業員や、英語でのコミュニケーションを必要とするグローバルな職務に就く従業員を優先しながら、組織全体でビジネスニーズの定義と共有に取り組みました。

本事例ではDiverseyが語学研修の一元化によりコストを削減し、コミュニケーションを変革するとともに、現地とグローバルのより良い関係を構築した方法を解説します。

Efekta teacher online language learning

語学研修を一元化し、意義ある変化とつながりを促進


インパクト

すべての語学研修プログラムを1つのグローバル研修プロバイダーに統一したことで、Diverseyはこれまで利用していたローカルプロバイダーからは得られなかったデータやインサイトにアクセスできるようになりました。

さらに、組織全体で標準化された能力評価テストを導入することで、トレーニングマネージャーが適切な参加者を選び出したり、単一のレポートセンターで進捗状況を追跡し、プログラムのROIをグローバルに測定できるようになったことから、従業員がどのレベルから始めて、プログラム終了までにどのレベルに到達すべきかを明確に把握できるようになりました。

当初はオンラインでの語学研修に抵抗を感じる従業員もいましたが、対面式の研修は柔軟性に欠け、受講率や修了率が低くなりがちでした。オンライン研修への移行により、こうした課題をクリアし、受講者がいつでもどこでも私生活や仕事のスケジュールに支障をきたすことなく、効率的に学習を進められるようになりました。

これまでに350人以上もの従業員がトレーニングを受講する一方で、年間で70%にも及ぶコスト削減が実現。Diverseyの従業員がますますオンライン研修に意欲的に取り組むようになったとの報告が寄せられています。

費用対効果が大幅に改善

グローバルにROIを把握しながら、年間70%の語学研修コスト削減を達成。

一元管理を通しグローバルアプローチを実現

グローバルなアプローチを通じて、組織全体で顧客サービスやビジネス関係の継続的な変革を実現。

ポジティブな認識転換

オンラインコースの自由度の高さによって、従業員のオンライン研修に対する認識がポジティブに変化。