私たちの取り組み事例

Randstad | 語学が切り開く、誰もが活躍できる未来へ

概要

世界最大の人材サービス企業であるランスタッドは、EF Corporate Learningと提携し、39の国と地域にわたる従業員向けに、グローバルで一貫性のある公平な英語研修プログラムを構築しました。

本取り組みは、ランスタッドのEmployee Value Proposition(従業員価値提案)および「スキルを最優先とする組織」への変革というビジョンに沿ったもので、キャリアの成長、社内異動、リーダーシップ育成に必要なコミュニケーション力を従業員に提供しています。

自己学習と講師主導のレッスンを組み合わせたスケーラブルなプログラムにより、世界中の多くの従業員が語学を通じて自信とインクルージョン(包摂性)を手に入れています。


会社名

ランスタッド


従業員数

46,000人以上


業種

人材サービス


グローバル展開

39市場


学習者の満足度: 80%

社員が職場で自信を持って英語を使えるようになる

星4.9/5 の評価

教師の平均評価

75% ニーズの増加

学習者の多くが、職場での英語ニーズの高まりを実感

インクルージョンとスキル優先の成長への世界的シフト

ランスタッドは現在、より公平でインクルーシブ、かつスキルベースの組織へと進化を遂げようとしています。この変革の中心となるのが、5つの柱(成長・目的・文化・ウェルビーイング・報酬)を軸としたEVP(従業員価値提案)の再構築です。

このうち「成長(Growth)」の柱において、語学研修はキャリアの前進と社内での流動性を実現するための強力な推進力として位置づけられました。

EF Corporate Learningとの提携を通じて、ランスタッドは全従業員に対し、基礎的な語学学習への無料アクセスを提供。地域や職務に関係なく、すべての従業員に公平な成長機会を確保しています。

「私たちが本気で“最も公平で専門性の高い人材企業”を目指すのであれば、すべての人に語学学習の機会を提供することが不可欠です。

英語力が昇進やグローバルなチャンスの障壁になってはなりません。むしろ、それはインクルージョンと成長への扉であるべきです。」

— ランスタッド グローバル リーダーシップ開発責任者 レナーテ・デーケン

パフォーマンス、社内異動、インクルージョンを阻む「言語の壁」


課題

EFがランスタッドと実施したインパクト調査では、10人に9人近くの従業員が、限られた英語スキルが職務を効果的に遂行する上での障壁となっていることが明らかになりました。多くの従業員が、言葉の問題で毎週貴重な時間を失っていると報告し、また、会議で十分に貢献できなかったり、より複雑な役割を追求できなかったりすることに不満を表明しています。30カ国以上で事業を展開する企業として、一貫したグローバル・スタンダードのコミュニケーションを確保することは、事業の成功のためだけでなく、従業員の士気と能力開発のためにも不可欠でした。

同社が人材育成をスキルベースのアプローチにシフトするにつれ、将来の職務の移動や育成の道筋に沿ったトレーニングを行うために、明確な習熟度基準を提供することがますます重要になりました。単なる語学トレーニングにとどまらず、コミュニケーションスキルをランスタッドのグローバルな成長文化の一部として組み込む、変革的なソリューションが求められていました。

すべての社員に公平で利用しやすい語学トレーニングを


私たちのソリューション

EF Corporate Learning と連携し、ランスタッドは「Together We Grow(共に成長する)」というEVP(従業員価値提案)のスローガンのもと、柔軟かつ高効果な英語研修プログラムを立ち上げました。

このプログラムは、自己学習型のオンラインコンテンツと、実務に即したコミュニケーションニーズに対応したパーソナライズされた講師主導のレッスンを組み合わせた内容で、さまざまな職種のプロフェッショナルに最適化されています。

このプログラムは、誰もが参加できる包摂性とスケーラビリティを備え、39カ国で導入され、各国・地域の人材育成計画にも統合されました。

従業員は、自身のスケジュールに最適な学習ペースや形式を選択でき、EFはグローバル規模でのプログラム管理と、受講者の学習意欲を高めるためのサポートを提供しています

「「EFとのパートナーシップは、私たちにとって非常に価値あるものです。EFは、全世界の従業員に提供される最初のサービスのひとつであり、公平なアクセスを実現する先駆的な取り組みです。」

—ランスタッド グローバル リーダーシップ開発責任者 レナーテ・デーケン

世界中でインクルージョン、コミュニケーション、そして自信を高めるために


私たちのインパクト

プログラム開始以来、数千人のランスタッド従業員がこのプログラムを利用し、ピーク時には延べ10,000以上のコースが提供されました。受講者からは、会議での自信の向上、メールや電話での表現力アップ、そしてリーダーシップの役割を担う準備ができたといった声が聞かれています。平均教師評価4.9/5、そして受講者の満足度80%という実績は、本プログラムが提供する学習体験の一貫した質の高さを証明しています。

特に、プレミアムな教師主導型コースの受講者は、自信とキャリア開発パスの明確さの両方において最も高い成長を実感しています。このことは、個別指導による学習の重要性を浮き彫りにしています。語学学習だけに留まらず、本プログラムはランスタッドが掲げるインクルージョン、公平性、そして全ての従業員の成長へのコミットメントを象徴するものとなっています。

スキル重視の未来を築く「言語」という礎


今後の展望

ランスタッドがスキルベースのデータドリブンな組織へと進化を続ける中で、語学学習はグローバルな職務体系や従業員の能力開発パスに組み込まれつつあります。ランスタッドの目標は、習熟度のベンチマークを役割や昇進基準に合わせることで、進捗をより透明で具体的なものにすることです。もはや語学は「あれば良いもの」ではなく、公平な人材流動性とリーダーシップの成長に不可欠な戦略的スキルと位置づけられています。

ランスタッドとEF Corporate Learningのパートナーシップは、そのEVP(従業員価値提案)をグローバルおよびローカル市場全体でさらに浸透させる模範的な例と言えるでしょう。これは、真のインパクトをもたらす、拡張可能でインクルーシブな学習を実現しています。

インクルージョンへの扉を開く「言語」

ランスタッドは、すべてのグローバル従業員にとってのキャリアパスやリーダーシップへの障壁を取り除くため、英語研修をEVP(従業員価値提案)の要として位置づけました。これにより、語学が原因で機会を逃すことなく、誰もが公平に成長し活躍できる環境を目指しています。

スケーラブルでパーソナライズされた学習:

ランスタッドでは、39以上の市場で、自己学習と講師主導型学習を組み合わせたフレキシブルなプログラムを展開しています。このプログラムは、従業員の実際の業務ニーズに合わせてカスタマイズされており、それぞれの市場の特性に応じた最適な学習機会を提供しています。

自信とキャリアへの確かな影響

この取り組みの成功は、80%の満足度、4.9/5の教師評価、そしてより活発な社内異動という形で明確に示されています。これらは、本プログラムが従業員の自信を高め、キャリア形成に具体的な良い影響を与えている証拠と言えるでしょう。